ズッキ卒業に寄せて

ズッキが春ツアー「EMOTION IN MOTION」を以て娘。を卒業するという。

「EMOTION IN MOTION」は、現時点で公開されているスケジュールでは5/22が最終日となっているが、恐らく、追加公演はあるだろう。5/31武道館が本命とにらんでいる。

5/31武道館は、13期のお披露目になるだろうと予想していた。今の娘。の課題はとにかく人数が多すぎることに尽きるので、メンバーの頭数を減らすのが何より最優先事項だと信じているから、13期には入ってきてほしくないと思っているし、新世紀オーディションは該当者なしで決することを今でも望んでいる。でも、現実問題、オーデは開かれているわけなのだから、こちらの願いがどうであれ、入ってきてしまうことはあり得る。であれば、心を切り替えて、加入日はいつになるだろうか、と予測するのが、予想系ヲタの務めってもんだ。

詳細は省略するが、そんなわけで、5/31に武道館公演を千秋楽として追加して、そこで13期をお披露目するのがスケジュール的に妥当だろうと見込んでいたわけだ。しかし、こうなると、その日は、ズッキの卒コンというのがまず第一の名目になりそうだな…。


公式アナウンスから判るのは、
  • 2015年から考え出した
  • 2015年のうちにUFPに申し出た
  • 福祉の仕事に就きたい
  • 「SATOYAMA&SATOUMI movement」の影響もあった
  • 娘。とハロプロを卒業する
判らないのは
  • 芸能界を引退するのか(「Sponichi Annex」「スポーツ報知」では“引退する”と断言されているけれど)
  • 鞘師の影響はあるのか
  • ラストシングルは出すのか(アンジュルムのめいめい卒シングルが4/27リリースで確定であることを鑑みると、℃ニューシングルが最早で翌週の5/4、娘。'16が最早でその翌週の5/11になる…のだろうか??)
妄想としては
  • 2015/10/8のJ-MELO 10周年記念ライヴの楽屋裏でのインタビューで答えた内容に符合するものを感じる

2015/11/15(日)深夜の「J-MELO」にて娘。'15が語った、各々の10年後の姿|ナイスハロヲタトレイニー
2015/11/15(日)深夜の「J-MELO」にて娘。'15が語った、各々の10年後の姿|ナイスハロヲタトレイニー
“歌やパフォーマンスを届けることでたくさんの人を笑顔にしたい、そう思って活動してきました。どこまでその想いが皆さんに届いたのかわかりませんが、自分なりに精いっぱい頑張りました。”
“「人の役に立つこと」・・・いろんな形があると思うけれど、これからはまた別の形で人の手助けをしたい、その人に笑顔になってもらいたい、幸せになってもらいたいと強く感じるようになりました。”

個人的な想い

ズッキはかわいそうな子だと思っていた。顔面からはみ出てこぼれ落ちそうなほどの、「喜色満面」という言葉がこれほど似合う子もいない笑顔。それはそれは、スペシャルなものだった。しかしそれに比して、ズッキの内面は意外とスタンダードな17歳で。歳相応の妬みやっかみ、卑屈、構ってもらいたがり、身勝手、冷笑、優越感、皮肉などを備えていたのだ。彼女は普通の女の子だった。ドリフ好きや、おふざけ、変顔は、それらと併存するものだったのだ。それは人間としてはごく自然なことで、我々が、勝手に勘違いして彼女にお門違いの要求を突きつけていただけだったのだと思う。曰く、「24時間360度ばくわらガールであれ」と。そんなの、赤い血の通う人間ならどだい無理なことなのに。

ズッキがあんな眩しい笑顔の皮をまとって生まれてきたのはもちろんズッキのせいではまったくなく。だが、あの輝く笑顔のせいで彼女は「あるがままの自分」を他メンより《より》分かって&受け容れてもらいにくく、それが故にストレスを溜めて、内面には憤りや苛立ち、無理解に対する諦念を募らせることになる。それがあの笑顔との悪い意味でのギャップをさらに引き立たせ、アンチを増やす。こんなバッドスパイラルに巻き込まれる未来しか視えなかった。これは、原理的に芸能人に向いていないとしかいいようがない。

公式発表では「引退」の二文字はないが、芸能マスコミでは「引退」と断言しているものもある。もし引退して、福祉の仕事に就いて、一般人として生きて、そして赤い血の通う一人の人間・鈴木香音を、その笑顔も込みで好ましく思ってくれる人達に囲まれて今後生活するのなら、それに勝る幸せはない。

ビジネス観点で補遺

ただ、UFグループとしてはこれほど引退を惜しむ人材もいないかもしれない。「SATOYAMA&SATOUMI movement」は
  • NPO法人勇気の翼…和田彩花(ピーベリー)
  • チーム美らサンゴ&月刊ダイバー…矢島舞美
  • 宇治商工会議所…抹茶ーず(熊井友理奈・鈴木愛理)
  • 飯島農園…宮崎由加
  • 埼玉県秩父観光農林業協会…中島早貴
  • 群馬県…新井愛瞳
  • 岡山県…カントリー・ガールズ
  • 埼玉県三芳町…吉澤ひとみ
etc...

このような陣容で各スポンサーとタレントがリレーションを築いている。もしズッキの「福祉の仕事に携わりたい」という言葉が本心なのなら、UFグループとしては、まさにここに宛てがいたいはずなのだ。笑顔という武器も、アイドル時代と同等くらいに活かせるはずだし、かなり高いレベルで適任と考えているだろうと思う。ズッキがUFグループを離れて、一個人として出発するのか否かには注目していきたい。

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