2022/12/15、モーニング娘。25周年記念オーディション2次オンライン審査が終了した旨のアナウンスがあった。このペースでいくと合格者発表は2023年のホワイトデーの頃になるという予測がどうもあるようだ。
今回オーディション時の時間軸
— マーライオン💙💛 (@merlion1971) 2022年12月15日
10/24 応募締切
11/11 1次審査合格者への通知完了
12/15 2次審査合格者への通知完了
前回はここから3ヶ月 https://t.co/lKAEQiYw7D
ところでメジャーデビュー済みグループに追加メンバーとして新人が入ってくる場合、加入発表からデビューCD発売までは5ヶ月くらいかかるというのがハロプロでは標準的だ。つんく♂が総合プロデューサーを退いてCDリリースペースが落ちた2015年以降を今に至る標準環境として、加入発表日:メジャーデビューCD発売日:所要日数を下記にまとめてみた。
加入発表日 | メジャーデビューCD発売日 | 所要期間 | |
---|---|---|---|
船木結・梁川奈々美 | 2015/11/5 | 2016/3/9 | 4ヶ月4日(125日) |
上國料萌衣 | 2015/11/11 | 2016/4/27 | 5ヶ月16日(168日) |
笠原桃奈 | 2016/7/16 | 2016/10/19 | 3ヶ月3日(95日) |
加賀楓・横山玲奈 | 2016/12/12 | 2017/3/8 | 2ヶ月24日(86日) |
川村文乃 | 2017/6/26 | 2017/12/13 | 5ヶ月17日(170日) |
太田遥香・伊勢鈴蘭 | 2018/11/23 | 2019/4/10 | 4ヶ月18日(138日) |
北川莉央・岡村ほまれ・山﨑愛生 | 2019/6/22 | 2020/1/22 | 7ヶ月0日(214日) |
橋迫鈴 | 2019/7/3 | 2019/11/20 | 4ヶ月17日(140日) |
川名凜・為永幸音・松本わかな | 2020/11/2 | 2021/6/23 | 7ヶ月21日(233日) |
有澤一華・入江里咲・江端妃咲 | 2021/7/7 | 2021/12/22 | 5ヶ月15日(168日) |
河西結心・八木栞・福田真琳・豫風瑠乃 | 2021/7/7 | 2021/11/17 | 4ヶ月10日(133日) |
平山遊季 | 2021/12/30 | 2022/5/11 | 4ヶ月11日(132日) |
櫻井梨央 | 2022/6/29 | 2022/12/21 | 5ヶ月22日(175日) |
石山咲良・遠藤彩加里 | 2022/6/29 | 2022/11/23 | 4ヶ月25日(147日) |
※ 広瀬彩海・藤井梨央・野村みな美・小川麗奈・浜浦彩乃・田口夏実・和田桜子・井上玲音はこぶしファクトリーのオリジナルメンバーであって追加メンバーではないので上表には含めない。
※ 山岸理子・小片リサ・新沼希空・谷本安美・岸本ゆめの・浅倉樹々はつばきファクトリーのオリジナルメンバーであって追加メンバーではないので上表には含めない。
※ 小野瑞歩・小野田紗栞・秋山眞緒はつばきファクトリーの追加メンバーではあるが、当時はつばきファクトリー自体が未メジャーデビューだったので上表には含めない。
※ 一岡伶奈・高瀬くるみ・清野桃々姫はBEYOOOOONDSのオリジナルメンバーであって追加メンバーではないので上表には含めない。
※ 段原瑠々は加入後初リリースが配信限定曲であったため所要期間の横並び比較には適さないと判断して、上表には含めない。
※ 川村文乃は加入後初リリースがBlu-rayシングルであってCDではないが、CDでもBlu-rayでも工数は大きくは変わらない(Blu-rayシングルでもトリプルA面なので、作曲・作詞・編曲・演奏・歌入れ・トラックダウン・マスタリング・振付・ダンス振り入れ・MV撮影・MV編集・アー写撮影・ジャケットデザイン・ディスクプレス・パッケージ製造etc...は通常のCDシングル制作工数とそう大きくは変わらないのではないか?)と判断して、上表に含める。
※ 島倉りか・西田汐里・江口紗耶・前田こころ・山﨑夢羽・岡村美波はBEYOOOOONDSの追加メンバーではあるが、当時はBEYOOOOONDS自体が未メジャーデビューだったので上表には含めない。
※ 平井美葉・小林萌花・里吉うたのはBEYOOOOONDSの追加メンバーではあるが、当時はBEYOOOOONDS自体が未メジャーデビューだったので上表には含めない。
※ 工藤由愛・松永里愛はメジャーデビューCDが直近の既発曲の再録という特殊なケースだったため、レコーディングを1曲しか行っていない、MV撮影も行っていない、など所要期間の横並び比較には適さないと判断して、上表には含めない。
※ 斉藤円香・広本瑠璃・石栗奏美・米村姫良々・窪田七海・田代すみれ・中山夏月姫・西﨑美空・北原もも・筒井澪心はOCHA NORMAのオリジナルメンバーであって追加メンバーではないので上表には含めない。
平均すると所要期間約152日。ざっと5ヶ月というところだ。
娘。17期に当てはめると
モーニング娘。17期加入が上記予測のとおりホワイトデーの頃だと仮定して、そこから5ヶ月後にデビューCDが発売されるとすると、8月の真ん中ということになる。17期メンバー当人にとってはこの8月の真ん中というのはとりわけ不当に遅い時期ということはきっとない。なんなら“私が練習サボってるから遅れてるって言いたいんですか! 私、人生でまちがいなく今が一番頑張ってます!”と怒ったとしても自然だろう、というくらいの詰め込みでスケジュールがギリギリ進行しているはずだ。
しかし16期メンバー・櫻井梨央にとっては(正確にいうと櫻井を売り出さねばならない側のマネジャー陣にとっては)仕方ないでは済まない。2022/12/21に発売したデビューシングルの記憶が薄れれば薄れるほど、世間へのプロモーションが難しくなっていくからだ。現実のリソースと折り合いをつけながら、しかしできるだけ常に『矢継ぎ早』でいなければならないのだ。仮に2023/8/16(水)に17期デビューCDが発売されるとしたら、16期デビューCD発売からは7ヶ月25日空くことになる。新型コロナ禍真っ最中の頃は8ヶ月弱というスパンも正直珍しくなかったが、2023年中盤でそれはもはやウィークポイントだ。
そこで一つアイディア。17期未参加のアルバムを1枚、17期加入後ほどなくリリースして、17期初参加シングルを満を持して出すまでの時間稼ぎとしてはどうか。作詞作曲をゼロから行うとむしろ時間がかかってしまうので既存曲のリアレンジだけで済ますのだ。タイトルはそう――『Updated #2』なんてのはどうかな。
2013年のリアレンジベストアルバム『The Best!~Updatedモーニング娘。~』の続編という体裁だ。前作はフルリアレンジした昔のヒット曲と、メンバー卒業に伴って歌割だけを変えた最近の曲とがほぼ半々という構成だったが、後者は当時のベストアルバム需要(“最近モー娘。キテるみたいだから手軽に聴いてみたいなあ、どんなんだろう?”)に応えたものでしかないので、今続編を作るにあたってその構成を参考にする必要はないと思う。
という前提でトラックリストを組んでみた。
- 抱いて HOLD ON ME!(updated)
- AS FOR ONE DAY(updated)
- 愛の園~Touch My Heart!~(updated) 譜久村・生田・小田・野中・山﨑・櫻井
- サマーナイトタウン(updated)
- Do it! Now(updated)
- 晴れ 雨 のち スキ♡(updated) 石田・牧野・羽賀・横山・北川・岡村
- Fantasyが始まる(updated)
- Say Yeah! -もっとミラクルナイト-(updated)
- 恋ING(updated)
- ふるさと(updated)
前作が15曲入りだったのに較べると1/3減だが、上記のとおり17期初参加作品リリースまでの時間稼ぎが大前提なので、これくらいリソースをケチるのが適切なのではと思っている。書き下ろしオリジナル曲を用意しないのも同じ理由。
ついでに宣伝資料に書かれる宣伝文も真似てみた。一度やってみたかった。
モーニング娘。デビュー25周年を祝して、2013年『The Best!~Updatedモーニング娘。~』から10年ぶりとなるリアレンジアルバム第二弾が登場。前作未収録のヒット曲を現在のメンバー・現代のサウンドでアップデート。大ヒット曲「サマーナイトタウン」「抱いて HOLD ON ME!」「ふるさと」などの他、20周年ファン投票で1位2位を獲得した「Say Yeah!―」「Fantasyが―」、2021年の映画『あの頃。』で使われリバイバルした名曲「恋ING」etcが今甦る!
前作で採りあげられなかったシングルA面曲からリアレンジする余地のありそうな曲をピックアップすると、意外と落ち着いた曲が揃った。これはこれで、10年前に較べて大人になったという至極自然な印象と相通ずるので悪くないチョイスでは(自画自賛)。おとめ組曲・さくら組曲を用いてメンバーを二分した曲を設けられたのもよかったと思っている(再自画自賛)。ちなみに個人的に思うリアレンジの余地がありそうなNo.1は断トツで「ふるさと」。
17期が2023/3/15(水)に加入発表するとして、そのフィーバーがちょっとおさまりつつある2~3週間後くらいに発売するのがいいのかなと思う。3月後半はひなフェス開催直前の諸々に充てるとして、4/5(水)はどうか?
一つ気になるのは、翌5月はアンジュルムの4年ぶり3rdフルアルバムをリリースすることになると思うのだが、2ヶ月連続でアルバムという高単価商品を発売することがどれだけ買い控えを引き起こしてしまうものなのか、案外そうでもないのか。素人の杞憂であることを願う。
追記(譜久村聖卒業発表に寄せて)
本稿を書き終えて寝かせていたら、12/27、譜久村聖の卒業発表が。こうなったら「五線譜のたすき(2023 Version feat. 譜久村聖)」を初回生産限定盤Additional Trackで入れてもらうしかないな。