2017春の公開実力診断テスト結果発表に寄せて


2017/5/5、研修生にとって年に一度のイベントが終わった。結果は、
  • ベストパフォーマンス賞:段原瑠々
  • 審査員特別賞ダンス部門:堀江葵月、前田こころ
  • 審査員特別賞歌唱部門:井上ひかる、山崎夢羽
  • 審査員特別賞キャラクター部門:橋迫鈴

  • ベストパフォーマンス賞次点:川村文乃

  • ハロプロデビュー決定:一岡伶奈、段原瑠々、川村文乃
  • 新部門デビュー決定:高瀬くるみ、清野桃々姫

  • 研修生リーダー指名:井上ひかる
とのこと。以下、所感を述べる。

My Babe 君のほとぼりが冷めるまで

各賞の発表が終わったそのすぐ後に、審査員でなかった西口UFP社長が登場して、5人のデビューを告げたそうだ。このやり方には疑問が残る。

春の公開実力診断テストは例年、授賞が昇格に何の影響も及ぼしていないことが、投票したファン達の不満の種になっていた。受賞すればデビュー、などという確約はしていないのだから、それでもちろん問題はないのだが、しかしそれでも不満をもたれていたのは事実。ならばその不満が、必要以上に大きくならないように、できる範囲で慎重にハンドリングするに越したことはないと思う。

だが今回の発表の仕方は、不満を減らすどころか大きくしてしまうものではないか。

これがもし、1週間ぐらいブランクをおいた後の発表であれば、“おお!いっちゃんと、段原と、はちきんか!そういえば段原は先週の診断テストでBP賞だったもんなあ!はちきんさんも次点だったもんなあ!いっちゃん報われてよかったなあ!”となり、昇格決定者の顔ぶれと1週間前の受賞者の顔ぶれとを較べて、受賞していない研修生が選ばれたことをいちいち指摘するような、そんな人は、ゼロにはもとよりできないが、最小限しか生まずに済んだだろう。しかし、賞と同時の発表となってしまったことにより、現場の観客はおろか、在宅のファンまでもが、受賞者と昇格決定者の名前を《一つの塊として》知ることになるのだ。これでは、受賞者の顔ぶれと昇格決定者の顔ぶれとを比較するのが、あまりに容易すぎる。半自動的に比較してしまうといってもいいぐらいだ。それは誰も幸せにしない。

何故1週間程度のブランクをおけなかったのか。それが疑問点だ。

半分くらい当たっていた妄想

高瀬くるみと清野桃々姫は、正規ハロプロではないが、演劇女子部とも異なる新たなサイドセクションでのデビューとなるそうだ。どのような中身になるかはわからないが、自分としてはそれほどの驚きはない。というのも、昨秋、加賀・高瀬を演劇女子部にコンバートする。今後演劇女子部では、演劇女子部員メインの作品も展開していく。という妄想記事を書いていたからだ。正規ハロプロ以外の昇格ルートを作るというのは十分、想定の範囲内だった。何をやるかはわからないが、背の低い2人を選んだことに何らかの意味があるのではないかという気がする。

長文書きの特長

井上ひかるは、研修生日記の長文ぶりから、新ユニットのリーダーに最適な人材だと思っていた。長文を書ける人間というのは、思考や感情という超スピードを、言語化という数億倍は遅いであろうプロセスにいちいちダウンコンバートすることを面倒くさがらない性質があるということであり、これだけでも、何事も手間を掛けて丁寧に仕事をしてくれるだろうという期待をかけるに値するものなのだ。リーダーにはいろいろなタイプがあるから、すべてのリーダーに丁寧さが最低必要条件である、というわけでは必ずしもないが、メンバーとのコミュニケーションをリーダーシップの基盤とするタイプもあり、それに井上ひかるはピッタリだと思っていた。

そういう意味では研修生のリーダーに就かせるというのは妥当なのだろう。しかし、一点要望したいのは、彼女にパーマネントな研修生日記を与えてやり、その存在をもっと目立たせてやってほしい、ということだ。

研修生日記は通常、発表会のためのレッスン期間や、先輩のツアーに帯同する場合はその期間だけしか設置されない。それだと、上記したような、長文から垣間見える彼女の特質が発見されにくいのだ。そうした状況が研修生リーダーになって以後も変わらない、というのでは、ちょっと報われなさすぎる。ぜひ、井上ひかるにだけは特別に、常設日記をおいてやってほしい。なにもアメブロを始めさせろとはいわない。今使用している(自前?)プログラムでいい。タイトルは「井上ひかるの研修生日記」なんてのでいい。そして、研修生公式ページから、その常設日記へリンクバナーを貼ってやってほしい。今PIZZA-LAのリンクバナーが貼ってあるその横辺りにでも。

PIZZA-LAといえば

一岡伶奈、段原瑠々、川村文乃は、正規ハロプロのなかでどういう形でデビューするかは未定で、保護者とも相談するそうだ。これについては、ブラフだと思っている。条件交渉次第では決裂してご破算になるかもしれないものを、見切り発車で、2000人からの衆目のなかで決定事項として発表してしまう、などという無責任な行動をいい大人がとるものか。

保護者に話を通してあるのは当たり前として、ではどういう形でデビューするか、だが、せっかく選出されたのが3人なので、この3人で新・Buono!を結成するのがいいんではないかと思う。本当は、段原瑠々・山崎夢羽・米村姫良々の3人で新・Buono!が組まれるのを夢想していたが…。

もしくは、℃-ute解散後最も大きく穴が空いてしまうと個人的に思っている『少人数美脚ユニット』の座か。大人数美脚ユニットはアンジュルムがいるからいいが、女性ファンの受け皿としては少人数美脚ユニットが必要、というのが持論。詳細は別稿に譲るが。

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