3年目の…浮気?
2017年2月下旬から3月初旬にかけて上演される、こぶしファクトリー主演の演劇「JKニンジャガールズ」。これが「演劇女子部」という枠組内の作品ではないことが明らかになった。「演劇女子部」は
- ハロプロアイドル主演
- キャストが女性のみ
第一作 2014年3月 僕たち可憐な少年合唱団
第二作 2014年5月 戦国自衛隊
第三作 2014年6月 LILIUM
第四作 2014年10月 SMILE FANTASY!
第五作 2014年11月 恋するハローキティ
第六作 2015年3月 Week End Survivor
第七作 2015年6月 TRIANGLE
第八作 2015年10月 サンクユーベリーベリー
第九作 2016年3月 気絶するほど愛してる!
第十作 2016年6月 続・11人いる!
第十一作 2016年10月 モード
第十二作 2016年11月 ネガポジポジ
2014年以来、ハロプロアイドル主演の演劇は、イコール「演劇女子部」であり続けてきた。それがこの度、非「演劇女子部」作品が作られることになったというわけだ。今度の作品はオデッセーのパートナーがBS-TBSから、フジテレビグループの共同テレビに代わり、また、製作委員会方式を採っている。これはいったいどうしたことだろう。以下に理由を考えてみたのでご笑納あれ。当然ながらすべて無根拠の想像である。
- オデッセー・BS-TBSともに“劇女もまる2年続けたし、そろそろ座組みをリフレッシュしてもいいんじゃない?”と考えた → ちょっと間を空けて再びタッグを再開するつもりが一応ある
- オデッセーとBS-TBSがケンカした → このままパートナシップ解消もあるかもという覚悟を以って
- オデッセー・BS-TBSともに劇女に完全に飽きた → また新鮮なコンセプトを考えつくまでほんのちょっとだけ小休止
- BS-TBS側プロデューサーの丹羽多聞アンドリウ氏がTBSグループ内で異動して忙しい → ちょっと身辺が落ち着くまで待ってほしい
- 共同テレビがオデッセーに企画を売り込みに来て、オデッセーが一方的に快諾 → BS-TBS的には寝耳に水だが、独占契約ではないので静観するしかない
製作委員会方式というのは、そのコンテンツのIPを活用した各種版権ビジネスを、委員会に参画した出資元が各々の事業分野における《餅屋》としてある種独占的に展開するスキームのことだそうだ。ということはもしかしたら、「JKニンジャガールズ」も、演劇上演後もコンテンツビジネスが横展開されていくようなことがあるのかもしれない。
だがまあ、委員会に参画しているプレーヤの顔ぶれは外野からは判らないし、そもそもそんな横展開なんて起きない、という可能性もある。それよりは、『従来の「演劇女子部」は終わるのか続くのか』のほうが、予想のし甲斐が多少はあるというものだろう。個人的には上記1番と5番のミックスてなとこではないかという気がしている。