稲場愛香卒業に寄せて

稲場愛香がカントリー・ガールズを卒業した。9/3の夏ハロコン千秋楽までは少なくとも休養すると宣言しての休業突入だったので、一ヶ月前倒しでの結論出しだったということになる。いやさ、発表、即時卒業、で、当日中にアー写も6人Ver.に切り替わった。つまり結論出しはもっと前だったということである。快癒の願いなら、叶うギリギリまで粘りたかったであろうはずで、それを一ヶ月以上前に諦めてしまう、というのは、これは、担当医からよほどハッキリ“完治などというのはない”と宣告でもされたのだろうか。

トーク、演技、ダンス、歌、どれをとっても第一線で評価されるべき / 磨かれるべき人材だった。スキルだけでなく覚悟もあった。だが、どんなに本人が芸能に人生を捧げるつもりがあっても、神様が「健康」というカードを切ってしまいさえすれば、人は、人生のすべての局面で必ず運命に敗れる。この件がどうしようもないやり切れなさを掻き立てて止まないのは、そのような真理を改めて我々に突きつけるからだ。

人生には《無理ゲーの瞬間》がやって来る、ということを想う。体や心のどっかに一つ二つのガタを抱えていれば、この件で自分の人生も顧みたりしてしまうだろう。それでも各々の人生を歩くしかない。彼女がこれまで咲かせた数々の笑顔の記憶が伴走者になってくれるだろうか?結局助けられてばかりだ。

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