ハロプロ楽曲大賞2025、私的部門賞はこんなだった

ハロプロ楽曲大賞'25お疲れさまでした。投票した曲以外にも楽しませてもらったものはいつもどおりたくさんあったので、ここで僭越ながらそれらに部門賞を贈ります。

ほぼほぼ旧年中に書き上げてはあったんですけど、そこで満足しかけてしまって公開がこんな時期に。大・反省Never Been Better!

ブライテストニューカマー島川波菜

強烈なヴィブラート。野村みな美の再来なのか。

ブライテストホープ島倉りか

「泡沫ライラック」以後の発表曲はすべて、ソロ歌手アイデンティティを強く感じさせる。平たくいうと、私はもうBEYOOOOONDSのりかさまとは別人よ、ということ。電気GROOVEの「HAPPY BIRTHDAY」を貴女に贈りたい。

ベストアルバムKeep Your Smile! Disc2

つんく♂がアルバムサブタイトルに「J-POP」とつけたがる癖はさて措くとしても、ハロプロのジャンル自認 / 品質プライドはやはり「J-POP」なのであろう。その範囲内で往年のアメリカン・ヒットポップスにグッと接近する今のアンジュルムはとっても興味深い(往年の、なのは単にたいせいDの青春時代だからだろうけど)。方向性の変化をビンビンに感じ取っているリーダー伊勢鈴蘭の存在も頼もしい。あと、加入発表からわずか3ヶ月で6曲入りアルバムに全面参加している長野桃羽が驚異の新人すぎる。

ベストアレンジ私のためのハイヒール

神さま仏さま清水信之さま、“あの” デジタルシンセブラス、“あの” ボンゴを入れてくださりありがとうございます。大変助かります。

ベストアレンジャー大沢圭一

「ガオガオガオ」はシンバルと、ライザーっていうの?の使い方が巧い気がする。

ベストインストゥルメンタルDo-Did-Done

InstrumentalだとBehind the maskコード進行を存分に聞けるってのもあるよね。あるかな?

ベストイントロウブとズル

ヴィブラスラップー!いっぱぁーつ!

ベストキャラクターへいらっしゃい!~ニッポンで会いましょう~ - 小野田華凜

“間奏の台詞は江戸時代のからくり人形風に言ってほしいんだけどさ。どう?できる?” とか指示されたのかなあ?それで(かどうかは知らんが)できちゃってるんだから驚き。

ベストコスチューム明るく良い子

メンバーカラーに頼らないカラフル衣装はスタイリストの腕の見せどころって感じがして好きです。

ベストコーラス私のためのハイヒール - 星部ショウ

ふくちゃんのライヴで生バックコーラスやってくださいよ。声太いし、あのハット&サングラスでステップ踏む姿、似合うと思うけどなー。

ベストコラボレーションAvocado

KAZこと数原龍友の若さを残した声がいい。鈴木愛理の出番は大きく分けて二つあるんだけど、ベースラインが動き出す前の前半ヴォーカルワークが〇。

ベストコレオグラフ女の愛想は武器じゃない

センターを包囲するように全員で、手の指を開いて、掌を前に向けて、下に伸ばした腕を後ろから前に振り抜きながらムーンウォークするBメロの振付が好きナンデス。

ベストコンポーザー星部ショウ

「学校では教えてくれないこと」はイントロから1コーラス目サビ終了までをきっかり60秒で収めた。何故ならタイアップ曲だったから。

…ということをあれほどあっけらかんと自慢するのは、創作は天からの授かりものであるべき派の人からは眉をひそめられるだろうけれど、それができる人――というかそこにこそやり甲斐を見出すタイプの人――が我が軍にいるのは僥倖だと思わんと。

ベストジャケットアンドロイドは夢を見るか? - 通常盤A

全員均等サイズ割りという悪弊に対する勇気ある挑戦。こーゆーの支持せんとね。

ベストシングル愛だろ、やっぱ! / 泣いてOVER

竹内朱莉のパブリックイメージを的確に射抜いた企画の賜物。タケちゃんを表すキーワードってやっぱ「信頼」だよなぁ。

ベストセルフリメイクSUPER IDOL-Especial-(Single Ver.)

よし、シングルカット前提版の編曲に取り掛かるぞ!と気合を入れれば、それ用の成果物が・それ用の品質で・実際に仕上がる、という。ぷろのあれんじゃーってすごい(小並感)。

ベストソロヴォーカル右肩の蝶

一言でいうと「カネのとれるヴォーカリスト」。ワンナイトスタンドのライヴパフォーマンスならまだしも、スタジオレコーディングでこの熱の孕みっぷりはすごい。自分のために書き下ろされたのでない曲でここまでできるんなら、もうオリジナル曲にあんまりこだわらなくてもいいのかもしれない。

ベストソロパートワタシ・プレミアム - 河西結心

オーラス、♪ひーとーつーなーんてネッ!の破壊力。たまりまヘヴン。

ベストソングライター堂島孝平

「光のうた」は真摯を絵に描いたような…アンジュルムがそうさせてくれたんですよ、と彼は言うのだろうけど。いえいえ、目を見張るような誠実な曲でしたよ。

ベストタイトルロングラブレター

いいですね。そういえば「long」に「長い」以外の意味があるのを知ったのはジョージ・ウィンストンきっかけだったっけ(関係ない)。

ベストダンス伊勢鈴蘭

「トラブルメーカー」Dance Practice Ver.で見せたレッグキック?のストリート感、好きよキャプテン。

ベストプレイ終わらないインソムニア

質実剛健なロックドラムが素敵。

ベストプログラミングFAST PASS

めっっちゃ凝ってる。アプカミで公開されたヴォーカルレコーディング時の仮音源ではもっとシンプルだったんだけど、あそこからよくこんな大々的に磨き上げられるなぁといたく感心。普通もっと初稿に引っ張られるものだろうに。

ベストプロデュースShyなDestiny

幼い声と、不釣り合いなくらい堂に入った節回しと、ニヒルな詞をアシッドジャズの上でミックスアップ…どういう食い合わせなんだこれ。てか、誰がプランニングするんだこういうの。

次点で「YES! 最幸でしょ♡」。再生以来ずっとアルバムアーティストとしてやってきた道重さゆみを最初で最後のシングルリリースに踏み切らせたのは、引退前にリリイベミニライヴをやりたいからの一念だったのではないか、と想像している。それを聞き入れたスタッフの度量に震えた。

ベストマスタリング泡沫ライラック

出入りする音色の種類が多い。それらはレイヤーされて厚みを出すのに供されているのではなく、文字どおり「出たり入ったり」している。その出入りが騒々しく響かないよう、細心の注意が全編はらわれていると思う。

ベストミックス四の五の言わず颯っと別れてあげた

ピアノの低音が生きてていい。アレンジャーとミキシングエンジニアの狙いが一致してるってことなんだろう。

次点で「ビーズに願いを」。ベースがデカい!

ベストメロディ初恋の亡霊

メロディの沈んだムードが一貫してて ≒ 驚かしのための余分な展開などがなくて、そこがなにげに好き。メタルアレンジだったらよかった気がする。

ベストユニゾンヴォーカルDo-Did-Done

ユニゾンヴォーカルに対する一つ覚え評価軸「揃ってる」に見舞う、鮮烈なカウンターパンチ一発。

ベストリリシスト山崎あおい

「盛れ!ミ・アモーレ」前半の “現実以上でいいの” は、

おおー開き直っとんなぁ、まあタイトルが「盛れ!」なんだからむべなるかなか、ふふ

という感じだったが、ストーリーラストの “めちゃくちゃにして話そう” でいきなり、

おい!それ、フェイクニュースならぬフェイクテリングの域にスケールアップしとるやないか!アナーキー!

と驚愕させ、そしてそこでバッサリ終わる、という。「DEAD OR ALIVE 犯罪者」(1999)かっつーの。

ベストリリックYES! 最幸でしょ♡

一字も無駄にしないってこういうことだろう。