TVタレント岡井千聖の現在位置とスタート地点
岡井千聖といえば今では世間でちょっとは知られた名である。ガラガラ声でおバカなことばっかり言うDQN系新顔女子タレント。あ、アイドルなの？本当？知らないわ。℃-ute？え、知らない。こんなところだろう。キッカケはもちろんTVバラエティだったわけだが、しかし、彼女は腐ってもハロプロという大手（そう、ハロプロは大手…）出身であるため、TVに出る機会はこれまでも散発的にもらってきた。初めてのTV出演で大きく爪痕を残し、そこから右肩上がりで知名度を上げてきた…というんではなかったため、いったいいつの何という番組への出演がバラタレ岡井千聖のターニングポイントだったのかが特定できないのだ。人によっては「ゴッドタン」でしょうというかもしれないし、いやいや「アフロの変」ですよという人、「ゴゴスマ」の時から光ってたという人や「いいとも」にハロプロが大勢登場した時のコンプライアンス発言でキマったよね！という人もいるに違いない（相沢直氏はそうかもしれない）。「クイズやさしいね」が決定打だったという評価だってあっておかしくない。
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斯様にバラバラなので、まあ、個々人の考えそれぞれってことでいいんじゃないですか－－と結論づけてしまいそうになるところだが。ここで一つ、別ベクトルからの指標があるのでお教えしたい。
岡井千聖が、自身のブログ記事タイトル末尾につける自分の名前を「岡井千聖」から「岡井ちゃん」に変更した日だ。2016年4月23日である。この日以後もポツポツ忘れている日はあるが、5/19以降は自分のなかでも定着したようで、「岡井ちゃん」で統一されている。
これが自身のアイディアなのかそれともマネジャの発案なのかは判らないが、いずれにせよ、今春が、彼女の芸能人としてのマインドセットに一つの自覚的シフトチェンジが入ったタイミングだといえるだろう。木村拓哉におけるキムタクのようなものだ。「岡井ちゃん」は彼女を消費する人達のための呼び名になった。ヲタは『消費する人』ではなく『応援する人』なのだから、「岡井ちゃん」は譲って、別の呼び名を用意したほうがいいのかもしれない。「岡井千聖」は戸籍名で、「千聖」は一人称だから、まあ、「ちっさー」あたりが妥当なのだろう。
