2016下半期ハロプロ重大ニュース・Real Sound選外ネタから拾って拾って25本

2017年も明けてはや半月が経過。ということで2016年下半期のハロプロ重大ニュースを振り返ってみよう。当サイト流のキモとしては、Real Soundでアイドルライター・編集者のピロスエ氏が発表した10大ニュース+次点15選
研修生出身メンバーが次世代を担う! 2016年下半期ハロプロ重大ニュースを振り返る | Real Sound|リアルサウンド
以外から見繕う、という点だ。意味があるのかどうか自分でもよく解らないが、この謎縛りによって何らかの独自性が出ていればいい。Real Soundが25本、なので、当方も25本選んでみた。

実は前回もそういうレギュレーションで2016上半期重大ニュース記事を書いたのだが、
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この時はピロスエ氏が次点を27件も選んでいて、こちらもそれに張り合った結果、結構小粒なネタも入れ込むことができた。今回はピロスエ氏が次点を15件しか挙げていないのだが、どうしたのだろう。Real Sound編集部から減らせといわれたか。ともあれ、そうしたわけで今回は、虚を衝かれるような小ネタはたぶん少ないと思う。

ではいってみよう。

【1】「そうじゃない」で牧野真莉愛初単独センター。

11/23発売トリプルA面シングルのうちの一曲でモーニング娘。'16牧野真莉愛が初単独センターを奪取。牧野フィーチャー曲を作れという明確な発注がアップフロントからあったことを、サウンドプロデューサーであるつんく♂が明かしている。



【2】オリコン集計方法変更。

9月にオリコンがランキング集計の方法を変更したと発表。世間に広く論議を巻き起こした。新集計方法の詳細は不明だが、9月以降発売のハロプロシングルについては、全グループとも売上枚数前作割れ。そんななかで、モーニング娘。'16「セクシーキャットの演説 / ムキダシで向き合って / そうじゃない」が1年余ぶりの初登場週間1位となったのは朗報だったといえる。
【結果】2016年度のハロプロ関連CD売上★(2015/12/28~2016/12/19付け): Clareのハロプロブログ

【3】e-LineUP! Mallオープン。

アップフロントの運営する各種ECサイトを統合するついでに、SATOYAMA&SATOUMI movement事業でリレーションのできた地方自治体や他企業の商品の委託販売も請けられるように、新規開発した仮想ショッピングモール。要するにe-LineUP! Mall ≒ 楽天市場で、楽天市場内に「爽快ドラッグ」や「Joshin web」などが出店しているのと同じように、e-LineUP! Mall内に「UHA味覚糖 web store」や「オデッセー出版オフィシャルショップ」が入店しているというカタチになっている。ただ、今のところ全体で12店しか入居しておらず、しかもそのうちアップフロント関連外のショップは5店のみ。その5店も食材を扱うショップだらけのため、いきおい、モールの売り文句が『ハロプログッズと静岡県産生しらす1.0kgを合わせ買いできますよ』といったトンチンカンなものに陥りがち。タレントを起用したショート宣伝動画をしこしこ作ったり、「Girls Night Out」「UP-FRONT CHANNEL Recommend」といった自前YouTube番組内で宣伝コーナーを設けたり、といった努力は続けている。



【4】東海地方攻略開始。

晩夏から名古屋のシネコンで毎週火曜に定期公演プログラムを開始。AKBのブレイク以降、『常設劇場をもつ』ことを羨んでいたハロヲタの期待もあったが、現時点では東京開催バースデーイベントの移植がメインというところにとどまっている。
秋からは東海ローカルのFMラジオ局で平日夕方帯番組「ハロドラ」がスタート。月:尾形・野中・小関、火:夏焼・小林or二瓶・宮本、水:保田・広瀬・小片、木:相川・上國料・笠原、金:月替わりという意欲的なレギュラー構成。

【5】モーニング娘。'16、大型音楽番組総ナメ。

TVの歌番組にはめっぽう弱い、が定説の(?)ハロプロだが、2016年下半期は頑張った。℃-ute、アンジュルムも例年より呼ばれることが多かったが、やはりフラッグシップのモーニング娘。が特に目立ち、下半期だけでも「THE MUSIC DAY」「音楽の日×CDTV」「FNSうたの夏祭り」「ミュージックステーション2時間スペシャル」「24時間テレビ」「ミュージックステーションウルトラFES」「FNS歌謡祭第2夜」に出演。「紅白歌合戦」に出られなかった以上『総ナメ』はさすがに過言だが、「ミュージックステーション2時間スペシャル」で「愛の軍団」(2013)を3年越しに披露できたのは特筆すべき出来事だった。

【6】佐藤優樹、1年前からヘルニアだった。

腰の強い痛みを発し、12/11の握手会を欠席。その後病院で「急性腰痛症、腰椎椎間板ヘルニア」と診断され、12/22から年をまたいで安静が続く。その症状説明の過程で、痛みの発症は2015年6月だったこと、同年11月の時点で「急性腰痛症、腰椎椎間板ヘルニアの疑い」と診断されていたことが明らかになった。

【7】夏ハロコンでハロコンが元どおりに戻る。

上半期の冬ハロコン「DANCING! SINGING! EXCITING!」は公演内容パターン分けを廃止し、席種分けを導入、1日最大3回まわしを止めるという改革色濃い企画だったが、下半期の夏ハロコンは再び「Sunshine Parade」「Rainbow Carnival」の2パターンに分かれ、席種分けはなくなり、1日最大3回まわしも復活した。改革は全面的失敗だったということのようだ。



【8】OGが次々続々結婚妊娠出産。

元モーニング娘。では市井紗耶香が第四子、後藤真希と加護亜依が第二子を妊娠。出産では、安倍なつみと吉澤ひとみが第一子に恵まれた。新垣里沙の入籍もあった。その他、前田有紀が第三子を出産、元メロン記念日の柴田あゆみが第一子を出産、元美勇伝の三好絵梨香が第一子を妊娠。三好は何故か妊娠中に宅建を取ってしまう。ハロプロと多少なりとも関わりのあるアップフロント女性タレントでは、大西暁子の妊娠、伊藤沙菜の結婚もあった。元エッグの岡井明日菜も出産し、姉・千聖は正しくおばさん(伯母さん)になった。

【9】久住小春、アップフロントを去る。

11月末日を以って久住小春がジェイピィールームとの契約を終了、フリーランスのタレントとなった。新たな問い合わせ先メールアドレスはGmailドメインである。新潟のローカルラジオパーソナリティなど、アップフロント時代の仕事は継続。
久住小春に関するご報告 | J.P ROOM Inc

【10】つんく♂一家、ハワイに移住。

7月末からハワイに移住したことが芸能マスコミに報じられる。とはいえ、大黒柱であるつんく♂は日本と行き来しながら精力的に仕事中。代アニプロデューサー就任、全国高等学校合唱選手権大会委員長、アフラックのがん保険CMで櫻井翔と共演、MBSラジオ開局45周年記念ソング制作、Eテレアニメ「クラシカロイド」の音楽制作に参加、NHK「スタジオパークからこんにちは」ゲスト、Base Ball Bear小出祐介と1万字対談、ニンテンドー3DS「妖怪ウォッチ3スキヤキ」OPテーマではたけと5年ぶり共作、などなど。
もちろんハロプロ仕事も継続して行っている。ハロプロ総合プロデューサー降板からはや2年が経過したこともあってポストつんく♂体制は今や安定運用期に入っているようで、つんく♂のハロプロ仕事量も一定をキープしている一方、これまでつんく♂が行っていた仕事が受け継がれていく例も、下半期にみられた。中島卓偉、大森靖子、星部ショウによるライナーノーツ執筆など。
星部ショウ オフィシャルサイト

次点

【11】相川茉穂、ウルトラ怪獣好きアイドルというニッチ。

老舗の特撮専門季刊誌「宇宙船」で連載開始、NHK-FMの特撮ソング特番ゲスト、NHKラジオ第1出演、宝島社のウルトラマンムックに下半期だけで2回取材される、@DIMEにもインタビュー掲載、と、特撮業界から完全に《見つかった》。この頃は、持病のパニック障害が年末から悪化して年明けすぐに芸能活動一時休止に追い込まれることになるなど、誰も予想し得なかった。

【12】植村あかり、異例の短スパンで2nd写真集。

処女作「AKARI」から僅か9ヶ月弱で2冊目「AKARI II」出版。しかもどちらもワニブックス。関係者からその極上ナイスバディを高く評価されているのは間違いないが、本人は水着に強い抵抗をもち、またそれを常にアピールしている。今後、水着拒絶を貫けるのか、それともなし崩しのうちにハロプロ水着クイーンになってしまうのか、動向が注目される。


【13】真野恵里菜、明らかに売れる。

秋クールの大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」に出演。もともと上半期に出演したNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」以来知名度は飛躍的に上がっていたが、ダメ押しのようなカタチとなる。その他、黄桜呑のCMキャラクター、ファイナルファンタジーの声優などもあった。年末に文春砲をくらったのはご愛嬌。

【14】YU-M エンターテインメント設立。

アップアップガールズ(仮)の名物マネジャー・山田氏がYU-M エンターテインメントを設立して独立。所属タレントはアップアップガールズ(仮)と吉川友で、この二組はアップフロントクリエイトの提携タレントという扱いになった。またアップアップガールズ(仮)の次の一手として、2期オーディションも開始した。
アップアップガールズ(2)オーディション

【15】MV試写会という新しい試み。

10/20、モーニング娘。'16「セクシーキャットの演説 / ムキダシで向き合って / そうじゃない」MV試写会を山野楽器銀座本店で開催。「ムキダシで向き合って」はライヴパフォーマンス披露もラジオOAもまったくされておらず、この時が完全初出しだった。MVは当日朝完パケしたてだったという。

【16】カントリー・ガールズ内での先輩メンバー「さん」付け呼び禁止令。

12/11、マネジャーからの命令で、梁川・船木が山木・森戸・小関をさん付け呼びすることが明確に禁止された。誰の発案かは不明だが、11/5に嗣永PMが自身の卒業を発表した後なだけに、自分なき後のグループを一丸にするための、PMからの差し金だったのではないかとも思われる。なお、船木結はもともと山木梨沙と研修生時代の同期(20期)であったため、従前から例外的に「梨沙ちゃん」呼びをしていた。折しも、12/12にモーニング娘。に加入した13期・加賀楓が、12期・羽賀朱音より研修生時代に1年弱先輩であったことによるギクシャク現象が起きている最中でもあり、この打ち手がカントリー・ガールズ外にどのように波及していくのか、注目されるところである。

【17】笠原桃奈、何もかもが早い。

加入は7/16で、その場ですぐパフォーマンスに参加したというのは伝説的に知られていることだが、それ以後も、やることなすことがいちいち早い。加入当日にブログ開設。その2日後には「FNSうたの夏祭り」で地デジ歌番組初出演を果たす。7月末の「アンジュルムステーション1422」でラジオ初体験したばかりなのに、3ヶ月も経たない10月からレギュラー番組「ハロドラ」を開始。8/22にはAbemaTVで、上々軍団相手とはいえバラエティに初挑戦。9/11からは単独ライヴツアーに突入。しかも研修生時代のツアー帯同経験なし。10月の「モード」で初舞台を踏み、12月のDARSの日キャンペーンでスポンサー(森永製菓)宣伝協力にも体当たりした。

【18】アップフロント、LINEの営業猛攻勢を受けた?

本当に営業攻勢を受けたかどうかはわからないが、ハロプロ全体単位でLINE公式アカウントを新設し、LINE LIVEの積極利用を始めたのは事実。LINE LIVEは11月から使い始めて、2ヶ月で実に44回も配信を行った。また真野恵里菜がアメブロ→LINEブログに引っ越している(今やアップフロントとは無関係だが、元メロン記念日の村田めぐみ、元モーニング娘。の市井紗耶香も)。このまま関係を深め、現役ハロメンのブログもアメブロから移設、などというインパクト大きい事態に果たして至り得るのか?注視したい。
Hello! Project 公式チャンネル - LINE LIVE

【19】飯田圭織11年ぶりのソロCD。

テイチクレコードのプロデューサーからオファーを受けて、ボサノバの7曲入りミニアルバム『ONDAS』をリリース。「モーニングコーヒー」のボサノバセルフカヴァーも入っている。アップフロント外からのオファー仕事ということで、安倍なつみのクラシカル・クロスオーバー作『光へ』と同じ位置づけといえよう。ライヴは、湘南のショッピングモールでのインストアイベントしか行わなかった。


【20】高木紗友希、武道館翌日に声帯を手術。

11/7、Juice=Juiceとして日本武道館公演を行ったその翌日、即入院して声帯結節手術を受けた。声帯結節を患っていたことはまったくの秘密とされており、事後報告を受けたファンは衝撃に包まれた。今は完全復活している。ちなみにその日はアップアップガールズ(仮)の武道館公演日で、同期の晴れ舞台を祝いに元エッグが大集結、公演後は同窓会が賑々しく開かれたが、高木は入院しており当然ながら出席できなかった。なおその同窓会の幹事は元スマイレージの前田憂佳が務めたという。

【21】矢島舞美のブログが一時途絶。

岡井千聖の夜遊びスキャンダル報道をリーダーとして気に病んだ結果、11日間以上にわたってブログを更新できなくなる異常事態が発生。毎日複数回更新するのが珍しくなく、またその一回一回が人並み外れた長文ブログであったため、この度の心痛はいかばかりか、とひどく心配されたのだった。ブログ途絶期間も仕事に穴を空けることは一切なく、ファンの前では笑顔を保っていただけになおさら、だった。なお更新再開後は、途絶期間中に誕生日を迎えていたハロメンへの祝言をわざわざ遡及して綴り始めた。まったくもって恐れ入る生真面目さである。

【22】里田まい「私達はトランプ・タワー居住ではない」

ドナルド・トランプ米大統領選勝利確実の報を受けて、田中将大・里田まい夫妻がマンハッタンのトランプ・タワー居住者だと「めざましテレビ」「とくダネ!」で誤報した件について、フジテレビが公式謝罪。後日の定例会見で亀山社長も再度謝罪した。夫妻はそれぞれTwitterとブログで完全否定する声明を出していた。この件は情報の正誤云々以前に、有名人の住所というプライバシー情報を、重大な事態が起きたわけでもないのにマスコミが流していいのかという問題でもある。
フジ社長 マー君に謝罪「本当に不始末」 トランプ・タワー居住と誤情報/芸能/デイリースポーツ online

【23】光井愛佳、再びNZへ。

下半期に入ってすぐの7/4、ニュージーランドに戻ると決めたことをブログで表明。特にスピーキング力を衰えさせないため、現地で働いて実践的な英語力を身につけるという。上半期からUP-FRONT LINK(アップフロントの海外ファン向け公式Facebookページ)への英文レポート投稿頻度が非常に減っていたため、何らかの動きを予感していたファンもいたのではないか。NZからの初ブログとなった12/30の更新では、2017年からは現地の料理専門学校に通う旨が記されていた。なお光井愛佳は今でもハロプロの現役メンバーである。

【24】Juice=Juice謎のシングルリリース延期。

9/7リリース予定だったシングル「Dream Road~心が躍り出してる~ / KEEP ON 上昇志向!! / 明日やろうはバカやろう」が、発売まで1ヶ月を切った8/10、突如延期で10/26となった。理由は不明。3曲とも7/14からライヴツアーで披露していたため、結果的に3ヶ月以上もパフォーマンスを磨き抜くことになってしまった。
Juice=Juiceは他にも、LIVE MISSION 220達成期限を『秋まで』→『年内いっぱい』に延期したのに、結果的に10月中に達成できてしまったり、しかも終わってみたら220公演でなく225公演になっていたり、と、スケジューリングが不安定だった形跡が見受けられた。

【25】カウントダウンライヴは単独開催がアップフロントの主流?

2016年大晦日は、チャオベッラチンクエッティ、アップアップガールズ(仮)、LoVendoЯ、Bitter&Sweetがそれぞれ単独でカウントダウンライヴを実施した。この流れがハロプロ内にも入り込んでくるか、要注目。特に2017年のハロプロカウコン第2部は、18歳以上がいきなり12人も増えることが確定的である(尾形・藤井・小田・相川・佐藤・広瀬・野中・新沼・上國料・工藤・谷本・加賀)。それを受けて、現時点で既に全員18歳以上であるJuice=Juiceが例えば第2部の出演を率先して辞退し、自身は別会場で単独年越しライヴを行う--といったようなことが起こる可能性はどうか?

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